男の妬みは情けない

幸せそうなカップルを見て…無性に腹ただしくなってしまった経験がある方はいらっしゃいますでしょうか?「そんな人のことでムカついたりなんてしない」ですとか「人なんてどうでもいい、大切なのは自分」などと言われる方もいらっしゃるかとは思いますが、そのような回答をされる方々、それは本心でしょうか?私は面白くなく思ってしまう事なんて数えきれないくらいありましたよ?特に恋人と別れた日ですとか、失恋した日、恋人がいない期間…目の前でいちゃいちゃとしているカップルを目の当たりにした日には…もう面白くなくて面白くなくて、どうしたら良いのか自分でも分からないようになってしまう事もたくさんありました。
失恋した日なんかに…目の前で手を繋いできゃっきゃと笑い合っているカップルがいたら…「転べ!転べ!」なんて呪いの言葉を必死で後ろから念じていたりもしましたね。
いやぁ、本当に性格悪いですよ。
幸せそうにしている人たちの不幸を願ってしまっていた時はたいてい無意識です。
何度も呪いの言葉を頭の中で繰り返している最中に「はっ」として、自分の器の小ささにため息がでてしまったことも何度もありますねぇ…。
まぁ決して良いことではないとは思いますが、そうそう悪いことでもないと思います。
こういうのが人間らしいなぁとしみじみ感じることもありますね。
自分が幸せな時に周りが見えなくなって、自分が不幸な時には幸せな人を妬み、幸せな人を妬んでいる自分にため息をつく…。
うん、何とも人間らしい行為ですよね。
しかし、人間にある様々な感情の中でも、最も底辺な感情だなと感じるものは…“妬み”ですね。
些細なことで人を妬んだ後、我に返って小さな後悔をされる方は少なくないかと思います。
ちいさな妬みに対しても気づいた時にそれ相応の小さな後悔をする人が多い…ということは、無意識のうちに“情けない”と感じる理性があるからなのかもしれませんね。

妬みは一言に言えば、“自分が持っていない物を持っている人をうらやましがって良くない感情を持ってしまう”ということです。
「うらやましいな」と感じる程度では妬みとは言いません。
素直に「自分に持っていない物を持っていて良いな〜」と思っているだけなのですから可愛いものです。
妬みは、うらやましがった感情の後に、「その人が持っているものが無くなればいい」と呪ったり、うらやましがる感情が強すぎてしまうことを指しますね。
情けないと気付けるなら良いのですが、妬んでいる際はなかなか気付けないものです。
特に男性が妬んでいる場合、その姿は本当に情けないものです。
「うらやましいから自分手に入れられるよう頑張る!」というようなバイタリティも根性もないくせに、人を妬んでばかりの男性は…たとえ本人が意識していなくとも、無意識に妬みの感情が口をついて出てしまうことが多いので、必ず周囲に嫌われてしまう男性になるでしょう。
妬み深い男性は絶対にモテませんよ?もし、人をうらやましがってばかりいるようなことに心当たりがある男性は、強制的に意識してでも改善するか、うらやましがる対象を自分でも手に入れる頑張りをする努力は必要です。
楽しい恋愛をできるだけ長い時間楽しみたいというような願望を持ってらっしゃるならば、人をうらやんで妬んでばかりいないで、自分が妬まれる対象になれるよう自分のスタイルを変える努力を惜しまないでくださいね!