優しさと言う名の愛情

相手をきちんと受け入れることは恋愛関係において最も大切なことです。セックス時の相手の温度を受け入れていくのも、相手の体臭を指摘しないことも、相手が好き好んで身に付けるファッションセンスを馬鹿にしないで受け入れてあげることも、全てが愛情です。人間社会の中では周りの目を気にすることも必要かもしれませんが、そこにばかり気を取られてしまっては…楽しい恋愛生活をしていくことが難しくなってしまう可能性は大きいです。恋愛に対して重要なことは、周りとのフィーリングではなく、パートナーとのフィーリングがポイントとなってくるでしょう。特にセックス時においてのフィーリングも決しておろそかに出来ない項目ですね。フィーリングは呼吸です。相手との波長・呼吸を合わせることで、お互いが最も気持ちの良い状態になることができるのです。

フィーリングが呼吸と言われても、ピンとくる方は少ないでしょうね。
しかし、普段何気なくしている呼吸ではありますが、会話やキス、セックスにケンカ、様々な人間関係の中から生まれる“対人間”には、目にすることは出来なくとも、必ずお互いの“呼吸”が存在します。
最近でも頻繁に使われるようになった“KY”、“空気が読めない”という表現も、呼吸が噛み合わないことから生まれてきたのではないかと思いますね。
場の雰囲気や、その場の空気と表現されることも多いのですが、その雰囲気や空気こそ、“人間同士の呼吸”なのです。
例えば、1人が腹を立てて相手を怒鳴るとします。
怒鳴られた相手は、初めこそ冷静に対応としたところで…相手の怒りの空気に触発されて怒鳴り返し、結果的には大声で怒鳴り合っているような状況を生み出してしまった場合も、ある意味お互いの呼吸が一致しているということになるでしょう。
もっと分かりやすく例を挙げると、悲しい映画や感動的な映画を見ている時、その場の呼吸に一致した人は涙を流してしまう…といったところでしょうか?このように、場の呼吸は対人間関係の中では、良くも悪くも重要なコミュニケーションツールとなっているのかもしれませんね。

以上のことを踏まえて考えてみてください。セックスをしている時、片方が息を荒げて熱中していても、肝心の相手がしらっとしているようでは…上がった呼吸も冷めてしまう方も多いでしょう。激しい呼吸で合わせることがポイントではありませんが、お互いが同じレベルの呼吸でセックスできたときに「フィーリングが合うな」と感じるのではないでしょうか?最近マンネリ気味になってしまっていたカップルや夫婦も、これから初体験を迎えられる方も…絶頂を感じたいと言うようなはやる気持ちを少し抑え、相手と呼吸を同じにしてみるよう意識することが、お互いに楽しく長続きできるセックスが出来るでしょう!次のセックスをする機会があれば、試してみてくださいね。きっと満足いく結果が得られると思いますよ?

お互いに意識してフィーリングを整えたにも関わらず、性的には満足しないセックスだったとしても…相手が一所懸命自分を愛している姿を見せてくれたなら、最高の笑顔をプレゼントしてあげるのも“優しさという名の愛情”でしょう。この愛情こそが次のセックスフィーリングに繋がり、結果的には愛情のフィーリングへと導かれていくはずです。何度か上手くいかないことがあっても、“優しさという名の愛情”を大切にしていれば、きっと幸せなカップルでいられると思います!