ルームシェアの罠

不況の嵐吹き荒れる現在の日本、一生懸命働いてもなかなか余裕がある生活が出来ない方は数えきれないくらいいらっしゃるでしょう。
そんな中で、生活費節約のためにルームシェアをする若者が急増しているとのことです。
繁華街の横断歩道や、若者が集いそうなオシャレなカフェなどで、「ルームシェア募集」の張り紙を幾度となく見てきました。
同居人を集う張り紙を見ていたら…まるで、深夜に放送されている海外ティーンドラマのワンシーンのような感じがしましたね。
仲の良い友人たちとルームシェアできればいいのですが、コミュニケーション能力が低下していると言われている若者世代の中には、なかなか気の合う友人を見つけられない人もいるのでしょう。
どんな人なのか素性も知らない他人と、同じ屋根の下に暮らすなんて、私からしたら考えられない感覚ではありますが、各部屋に鍵をかけてしまえば、ルームシェアとは言えども小さな“プチアパート感覚”になるのかもしれませんね。
これはこれで現代の新しい住居スタイルとして広まっているようですので、もし、皆さんの中でも繋がりのない人とのルームシェアを検討されている方がいらっしゃいましたら…十分に気を付けて効率良い環境を手に入れてください。

全く繋がりのない他人と一緒に暮らすのも心配な面はありますが、私はもう1つ心配なルームシェアがあるのです。
それは仲の良い男女でのルームシェアです。
恋人同士ではなく友人関係なので、同棲では無くルームシェアになるのです。
仲の良い異性の友達がいらっしゃる方、恋人と異性の友人の境目を、どのようなところで区切られていらっしゃるのでしょうか?まぁ、一般的な区分けとしては一緒にいて落ち着く、楽しい、何でも相談できる…ここが異性の友達の最大の魅力となっているでしょう。
これは素敵な友情ですね。
ここにドキドキするとか、触れたくなるとか、セックスしたい…という感情がプラスされれば恋愛感情になるものだと思います。
ただ、その境目が不確かな状態の時の…なんとも言えないモヤモヤ感を経験されたことがある方も少なくはないでしょう。
すっきりしないもどかしい、かと言って何か決定的な自分の気持ちも定まっていないような…表現するのが難しい感情ですよね?そのような状態になった際、1番のポイントは“焦らない”ことです。
答えを出すのも、答えを出すために自分や相手を試すことも、とにかく焦らずにいることが重要です。
焦って間違った答えを出してしまったり、答えを出したいがために試すような行動を強行したりしてしまっては、結果的には公開することになるでしょう。
無理に答えを出したり試すようなことをしたりすれば、相手、もしくは自分自身を傷付けてしまう可能性だってあるのですから。
残るものは後悔しかありません。
一時のモヤモヤ感を早く払拭してすっきりしたい気持ちは分かりますが、後々の後悔を抱えるよりもよっぽどマシなはずです。

こんな状態に気を配りながらも異性の友人とのルームシェアを実現された際、気を付けていただきたいのは、男女の一線を越えてしまう事と…恋人が出来ない可能性が大きくなる覚悟を決めることを忘れないことですね。良いですか?たとえ好きな人が出来たとしても、異性とルームシェアをしている時点で、相手が新権威振り向いてくれる確率は減ります。また、体の関係は無くとも異性と生活していることによって、異性がそばにいて欲しいい…というような感情も薄れてしまい。恋人つくりに意識がかけてしまう点です。ルームシェアは効率的な生活スタイルであることは事実です。しかし、異性とのルームシェアには恋人が出来ない…という罠が張り巡らされていますのであしからず。